デザイン未経験者がバナー模写を1ヶ月間やってみてわかったこと
8月にバナー模写をはじめ、1ヶ月間続けることで得たものが多くありました。
率直に言って、「デザイン未経験者こそバナー模写をする価値がある」と思いました。
そこで今回は、デザイン未経験者の私が「バナー模写」を1ヶ月間やってみてわかったことについてまとめました。
これからWebデザインの勉強をしたいと思っている方や、バナー模写を始めてみようと思っている方のお役に立てれば幸いです。
1ヶ月間バナー模写をしてみてわかったこと
- 自分の苦手なことがわかった
- 自分の好きなデザインがわかるようになってきた
- 簡単そうに見えても実際に作ってみると難しいものも多い
- デザインの観察をする大切さがわかった
- 数をこなすことで自信が持てた
以下、それぞれについて書いていきます。
自分の苦手なことがわかった
とにかく自分の「苦手なこと」がたくさん見えてきました。
「高級感のあるデザインは苦手」だとか、「このレイアウトは苦手」とか。またPhotoshopの機能も上手く使いこなせていなかったので、苦手な作業がなんとなくわかってきました。
私が特に苦手だと感じたのは、
- フォントを複数使ったデザイン(種類・サイズなど)
- 形が単純なものではないシェイプが使われたデザイン
- レイヤー効果(全般)を使ったデザイン
- シェイプが重なって色が変化している部分の再現
などでした。
以上のいずれかを含んでいるデザインでは明らかに所用時間が長くなっていました。
Photoshopに関して苦手意識はありませんでしたが、練習不足なことを痛感し、作業効率とクオリティを上げるために必要な課題が明らかになりました。
自分の好きなデザインがわかるようになってきた
最初のうちはとにかく作りやすそうなバナーを選んでいましたが、気づけば似たようなデザインのものを保存するようになっていました。そこで「自分はこういうデザインが好きなんだな」と思うようになりました。
今まで「自分の好きなデザイン」を言葉で上手く説明することができず、なんとなく「シンプル」とか「ナチュラル」なものが好き、ってそんな感じでした。今も具体的に説明することは難しいですが、
- 白をベースとした落ち着いたシンプルなデザイン
- 特にフォントやテキストのスタイルに変化をつけたもの
- 無彩色ベースに切り取り写真やシェイプがポイントとして使われているもの
- 白×赤の組み合わせ
- アウトラインが施されたテキスト
以上のようなデザインが好きだとわかりました。
言葉で伝えるって難しいですが、デザインを仕事にするならイメージを具現化できる能力が大切だと思うので、これからも「何が好きなのか」を具体的に考えていきたいです。
簡単そうに見えても実際に作ってみると難しいものも多い
見た目は簡単そうでも模写してみると案外むずかしいデザインが多いと感じました。
パッと見は単純そうなデザインでも、拡大してみないと気づかない柄や色の変化、加工などがあって、小さな違いで印象が大きく変化することを知りました。
デザインの観察をする大切さがわかった
バナー模写をするようになって、普段から雑誌やポスター、DMなどのデザインを観察するようになりました。今までは何気なく見ていたものでも、一度「意識」し始めると見えなかったものが見えてくる、そんな感覚がありました。
今はまだ知識や経験が不足しているのでたくさん観て、たくさん手を動かして「何が良いのか」を説明できるようになりたいと思いました。
数をこなすことで自信が持てた
知識も経験もまだまだ赤ん坊レベルの私ですが、「1ヶ月間バナー模写を続けた」「仕事をしながらも28回模写し続けた」ことで自信が持てました。デザインを勉強し始める前に見えなかったものが見えるようになったり、少しずつPhotoshopの使い方に慣れてきたりと得るものがたくさんあったので、途中でめげそうになりながらも続けて良かったと思いました。
最後に
バナー模写を始めたときは「1日1個、30分で作れるようになる」ことを目標にしていましたが、実際にやってみると想像以上に難しく、2時間ぐらいかかることもありました。それでもバナー模写に取り組み続けることで得られるものがたくさんあったので、冒頭でも書いたように「デザイン未経験者こそバナー模写をする価値がある」と思いました。今後はWebサイトのトレースにも挑戦していきたいと思います。